亜紗ちゃん通信21号●2011.4.2 | はね

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大変ご無沙汰しておりました、亜紗ちゃん通信です!

前回のメールで「だいじょうぶ」とお伝えしたのですが、行き交う情報や目にする映像の質と量、街の買い占め合戦、そして原発、埼玉にも放射能物質が飛んできたという現状などに私がまいってしまい、あのメールを書いた2日後に急きょ岡山の実家に帰ることにし、ただいま亜紗ちゃんとわたしは疎開中です!

テレビに出ている人たちはみな口を揃えたように「人体に影響するレベルではない」と言いますが、放射能は本来時間をかけて人体を蝕んでいくものでもあります。そして成長著しい赤ちゃんが一番影響を受けてしまいます。あさちゃんになにかあってしまっては本当にいやです。

「安全だと思ってたら危険だったより危険だと思ってたら安全だった」
そうゆう気持ちでいきたいと思ってます。

とはいえ福島の原発に関してはまだ収束の気配はなく、状況は決していい方向にむかっているとは全然思えませんね。どうなるかわからないし、廃炉にするにしてもその作業に数十年かかるというし。と、メールを書いているそばでニュース速報。直接高濃度の放射性物質が海に流れ出ていると・・・

岡山にきて、とりあえず放射能の危険はなくなったし、距離を置いたことで気持ちは落ち着きましたが原発がある程度収束しないことには安心して埼玉へは帰れないというのが正直なところです。突然ひとり暮らしになってしまったタケシさんには申し訳ないというか、さみしいし、心配です。わたしがふたりいたらいいのにと何度も思います。

そんなわたしをよそに亜紗ちゃんは毎日楽しそうに過ごしています。
埼玉にいたときはタケシちゃんとわたし以外、そこまで密に接する人がいなかったのですが、こちらではそんな人がたくさんいて、わたしたち以外に慕っている人がいるってのはこの子にとってもいいことだなと思いました。

犬たちはいきなり現れたちびっこに少々とまどっていますが、だんだんと慣れて?諦めて?きています。

埼玉のうちに比べたらここは広いのでハイハイし放題!つかまり立ちもじょうずになってきています。この調子だと歩き出すのも早いのではないかとわたしたちは危惧しています。

今週末はタケシさんがこちらに来てくれました!
約11日ぶりの再開でしたが亜紗ちゃんはしっかり覚えていたようです。タケシさん、うれしそうでした。今はタケシさんも亜紗ちゃんも(おばあさんも)、わたしのそばでぐーぐー昼寝しています。

それからタケシさんが亜紗ちゃんの宮参りの前日に受けた副主事試験ですが、見事合格いたしましたー!ありがとうございます!
2年ほど続いていた賃金カットもこの春からなくなることが決定し、これに関しては中川家、よしゃー!ってかんじです。

そんなわけで亜紗ちゃんとわたしはまだしばらくこちらに置いてもらうつもりにしています。赤本のみなさま、お世話になります!

写真はふらっと遊びに来た近所のみーくんと一緒に遊ぶ亜紗ちゃんです。みーくんはもうすぐ小学校に入学。「100点を取るつもりでがんばる。」と意気込んでいます。


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<2011.4.2>