4月ですね!
まわりでは入園や入学など新しい生活が始まる話をよく耳にします。
中川家はそういった変化はないのですが、
この春から畑をすることにしました!
亜紗ちゃんを産んだ助産院が畑の貸し出しをしていて、前々からやりたいと思っていたものの放射能が心配だったりでためらっていたのですが、そんな自分を前進させるべく、先月の3月11日、震災から1年の日に家族3人で黙祷と開墾をしてきました。
あれから1年、本当にたくさんの人たちが苦しんできました。今もまだ。目に見える復興も、心や体の回復も、まだまだ時間はかかるし、問題も山積みですが、ひとりひとりが想像力を膨らませ、謙虚に、できることをこれからもしていけたらと思います。
わたしも迷いや不安でぐらぐらした1年でしたが、まわりの人や尊敬する人のおかげで向かう方向が見えてきました。それでもまた変化するだろうし、迷うことも、後悔することもあるかもしれませんが自分たちを信じて進むよりほかないです!
そして、やっぱりわたしはどんなことになろうが、どんなところにいようが、楽しく、おもしろおかしくしか生きていけないタイプみたいです。つくづくそう思いました。
畑は、そんなわたしの背中をドカーン!と押してくれました。
ずっと躊躇していたけど、やっぱり土を触るのは楽しくて、癒されました。
亜紗ちゃんも楽しそうです。
タケシちゃんも案外やってくれます笑
仲良しの井上夫婦も一緒に畑を借りることになり、
ますます楽しくなってきました。
じゃがいも、人参、水菜、スナップエンドウ、さやえんどう、グリンピースを植えました。うちのベランダではリーキ(日本でいうところの白葱)とトマトの苗を育てています。
亜紗ちゃんも水やりができるようになり、そっせんしてやってくれます。
びしゃびしゃになりながら。
もちろーん放射能はこわいですが、数値を見極めながらそれにも勝る健康的でハッピーな生活をしていきたいと思います!病は気からですからね。
最近の亜紗ちゃんはますますよく喋るようになっています。
たまに教えた覚えのない言葉が出たりして私たちを驚かせます。
どういうシチュエーションだったかは忘れましたが、先日残念なハプニングがあったとき「ざんね~ん!」と言われたときはタケシちゃんと「はっ!」としました。残念なんてまた複雑なことを言うように・・・
それから先日まで「とーたん(お父さん)」は言うのに「お母さん」は絶対口にしてくれなかったのですが、ここ数日で「かぁ~た~ん!」と言ってくれるようになりました。よくスーパーなどでわたしを見失ったとき大きな声で叫んでいます。
さらにわたしがお父さんのことを「タケシちゃん」と言うもんだから
亜紗ちゃんもたまに「たけちゃ~ん」と言っています。
タケシちゃんは「おいおい」と言いながらもまんざらでもなさそうな顔をしています。
言葉もですが、習慣や行動もみようみまねでいろいろするようになってきました。
洗濯物を「こうして~こうして~。」と言いながらたたんでくれたり(たためてないけど)、食器を運んでくれたり、ふとんをしまおうと手伝ってくれたり。
見られています、わたしたち。
わたしたちの背中を見て、育っています。
この子の成長に気づくたびピリリと自分が引き締まります。
川越は桜が咲き始めました。
桜はほんとうに華やかで儚くてみとれていまいますね。